3月末生まれのわが息子が小学校に入学して、1年が経ちました。(2022年現在)
究極の早生まれで、保育園でもオムツ外れが遅かったり皆の遊びについていけなかったりして、何かと苦労が絶えなかったわが子。
期待と不安で迎えた小学校入学から早1年が過ぎ、この春2年生になりました。
さて、
入学して1年で同級生との差は縮まったでしょうか?
それともまだまだ差はあるのでしょうか?
モンテッソーリ教育とチャイルドコーチングの指導者である筆者が、早生まれの小学1年生についてお伝えします。
※ もちろん同じ早生まれの子供でも個人差があります。あくまでわが子と身近な早生まれの子達のケースなので、ご了承ください。
3月生まれの男子。小学1年生で周りに追いついた?追いついてない?
さっそく結論から。
小学校に入学してから1年間で周りとの差はどうなったかというと、
「追いついたところと追いついていないところがある」
と言えます。
どんなところがそう感じるかをまとめてみました。
周りと差を感じなくなったところ
・学校のお勉強
・筋道を立てて考える思考力
まだ差はあるけれど縮まったところ
・運動能力
・話すスピード
・友達との上手な付き合い
まだはっきりと差を感じるところ
・体格
・行動のスピード
※ あくまでわが子のケースなので、早生まれの子全員に当てはまるわけではありません。
では1つずつ見ていきましょう。
ほぼ差がないと感じる『お勉強』と『考える力』
一番心配する方が多いと思われる学校のお勉強は、特に遅れを感じることはありませんでした。
というのも、1年生のお勉強の進み方は本当にゆっくり!
1学期には毎日一文字ずつひらがなや数字の書き方を習い、2学期にはカタカナや漢字と簡単な足し算引き算、3学期は漢字と繰り上がり繰り下がりの計算、と進んでいきます。
たしかに漢字や計算でつまずく子も出てくるけれど、それは生まれ月は関係なし。
「特に早生まれの子が理解が遅い」ということは、クラスの子供たちを見ている限りありませんでした。
ただし、まだ1年生なのに九九ができたり歴史に詳しかったり…という子は4~6月の春生まれの子に多い傾向はありました。
(逆に4~6月生まれでも足し算引き算も苦手な子もいます)
息子が幼児期に学習していたのは、ひらがなの読み書き・カタカナの読み・簡単な足し算引き算まで。
授業を新鮮な気持ちで楽しめていて、「勉強楽しい!」と言っているので、個人的にはあまり先取りをしなくてよかったです。
むしろひらがなは幼児期にちょっと変な書き癖がついてしまって未だに直らないので、早くに書かせなければよかったかな?と思うほど。
テストの点も1年間概ね80~100点を取れていたし、本好きだからかじっくりと筋道を立てて考える問題が特に面白いようですよ。
でも悲しいかな、早生まれの子は高校卒業時の偏差値が低いという歴としたデータが。
これは生まれ月による能力の差ではなく、小学校低学年から植え付けられる『劣等感』や、成功体験が少ないところからくる『無気力』によるものだと言われています。
後にも書きますが、早生まれの子は能力の差は無くても、低学年のうちはやはり行動や言葉の遅さは否めません。
先生の言うことをパッと理解してすぐに行動することができないので、「遅い!」「ちゃんと聞きなさい」と頻繁に怒られる。
手を挙げても自分の意見をサッと言えないので次の人に飛ばされることも。
そんな中で自信を無くし、勉強に対する意欲が薄れ、周りからも「できない子」とレッテルを貼られる…
そんな悪循環から劣等感や無気力が生まれ、成績が落ちていくのです。
上の一橋大学の論文にも、
と書かれています。
逆に4~6月の春生まれの子は、小学校低学年から素早く行動もできるので先生から褒められることが多く、どんどん成功体験を積み重ねて伸びていきます。
だから、低学年のうちは親や先生など周りの大人の接し方が本当に大切!
「もう小学生だから生まれ月は関係ない」
と一緒くたに扱うのではなく、
「早生まれだから、まだ素早く行動できないんだな」
「この子は言葉は遅いけど、ちゃんと理解できているな」
と、怒る前に内面をよく見て『一歩待つ』気持ちが必要。
これは決して甘えや甘やかしではありません。
大人から見ると、人の話を聞いてパッと行動できる子が「できる子」と思い、そうでない早生まれの子は怒られることが多くなってしまうけれど、低学年ではまず、
「お勉強って楽しい!学校って楽しい!」
「私/僕にもできる!やってみたい!」
という意欲を育てることが、今後の長い学生生活で能力を伸ばせる大事な一歩。
上の論文でも、「平均点では差があるものの、小中高の成績上位者では生まれ月による割合の差は無い」と書かれていますよ。
ノーベル賞受賞者や映画監督など文科系の分野で活躍している方には、早生まれの方がとても多いですからね。
>>早生まれは不利ではない!?文科系で活躍する早生まれの有名人
最初の芽を潰しさえしなければ、春生まれの子と同じように伸びていける早生まれの子。
わが家も「低学年の今が一番大事」と心に刻んで、意欲が潰れないようにしっかり気をつけていきたいと思います。
まだ差はあるけどかなり頑張った!『運動』や『コミュニケーション能力』
「まだ差はあるけれど1年間で大分縮まったな」
と思うのは、運動能力。
1年生の5月の運動会では、かけっこでもまずスタートの反応が遅い(笑)
そして周りの観客を見ながら走るという、まだ『競争』の意識すら薄かったのだけど、1年経ってやっと人並みにできるようになりました。
とは言っても、やはり低学年の時点では運動は春生まれの子が全体的に強い印象です。
そんな中、早生まれのメリットは、失敗を恐れず果敢にチャレンジできること。
いつも『皆よりできない』がベースで育ってきたので、失敗することがあまり恥ずかしくないみたいです。
うちの息子も、できないことでも皆が見ている前で何度も失敗しながらガンガン挑戦していました。
逆に春生まれの子は、いつも『皆よりできる』ことがベースなので、失敗が恥ずかしいと思う子も多いよう。
できなさそうなことには手を出したがらず、陰で練習してから学校で披露する、という話もよく聞きますよ。
それぞれ違う苦労があるんですね^^;
こちらも勉強同様、将来的には活躍しているスポーツ選手も多い早生まれ。
スタートの時点で芽を潰してしまうことの無いよう、意欲をしっかり育んでいきたいですね。
次に、話すスピード。
これもかなり速くなりました。
入学した頃は本当に遅くて、一生懸命早く話そうとするとドモるし、友達との会話も何か話そうとすると先を越される。
授業中に手を挙げて当てられても、まず話し出すまでが遅い。
そして「えっと、あの…」と全部言うまでにすごく時間がかかる。
でも幸い担任の先生が根気よく最後まで聞いてくれていたので、遮られて心が折れることなく、1年間躊躇なく手を挙げることができたようです。
(他のクラスには発言が遅いと遮る、もしくはそういう子はあまり当てないという先生もいました)
話すスピードが気にならなくなってきたのは、1年生の3学期くらいですかね。
月日が経ったからなのか、速い友達の間で鍛えられたのか。
まだ皆とまったく同じとは言えないけれど、差は大分縮まりましたよ。
また友達付き合いも上手になりました。
1年生の前半は、皆でいても1人の世界に入っていたり、何か偉そうなことを言ってしまって空回りしたり^^;
話の輪にうまく入っていけない様子が多々見受けられました。
「うちの子の性格かな?」と思ったけれど、周りの早生まれの子もそんな感じの子が多かったです。
(例外として、上のきょうだいがいる子は早生まれでも入学当初から友達付き合いが上手でした。)
1年生の終わり頃になると、段々と友達との距離感もわかって新しい友達と仲良くなるのも上手になり、会話の輪に入って楽しそうに話している姿を見ることが増えましたよ。
でもそれができるようになった上で、結局「1人で遊ぶのが楽しい」と最近は1人遊びの時間がまた増えているよう。
常にマイペース、マイワールドです。
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これは難しかった…。『体格』や『行動のスピード』
このように成長を感じる一方で、
「まだまだ周りに追いついていないな」
と思うこともあります。
まずは『体格』。
こればかりはどうしようもありませんね。
個人差があるので早生まれでも大きい子もいれば、春生まれでも小さい子もいます。
わが息子は3月生まれの中でもさらに小さいほうなので、同級生たちとはかなりの差が。
子供たちは容赦なく「チビ!」とか「どうしてそんなに小さいの?」とか言いますからね^^;
息子も悩んではいるものの、「素晴らしい個性なんだよ。お母さんは大好きだよ。」と何度も言い聞かせ、今ではもはや言われ慣れたせいもあって大分平気にはなってきたようです。
5,6年生から中学生にかけて男子はまた一気に身長が伸びる時期があり、その時期もまた早生まれは遅れてやってくるので、中学生までは体格の差は覚悟しないといけないと思っています。
また、行動のスピードもまだ周りの子より1テンポも2テンポも遅いです。
家での支度ももちろん、朝学校についてからの用意ものんびりで、提出物を持って行ったのに出せないこともしょっちゅう。
次の日の時間割や持ち物を連絡ノートに書き写すのに時間がかかる。
どうしても他のことに気を取られたり、1つのことが気になったらそこで手が止まったり…
人の話をパッと聞いてパッと行動に移す、というのは相変わらず苦手なようです。
性格もあるとは思うけれど、周りの早生まれの子も、特に男の子にはそういう子が多いようですよ。
発達心理学的にも「早くしなさい!」と言い過ぎてはいけないとわかっているものの、言わずにはいられない^^;
でも実際、何百回注意しても早くはならないですね(笑)
入学してからの1年間、早生まれのわが子に親が気をつけたこと
このように、追いつけた部分もあったものの、やはり小学校に入っても生まれ月の差は完全には無くなりませんでした。
そんな中で、親はどんなことを気をつければよいのでしょうか?
コーチング・発達心理学・脳科学を勉強した観点から、わが家では次のような接し方をしてきました。
これが絶対に正解とは言えないけれど、やってきた(今もやっている)ことを参考までにお伝えします。
早生まれの小学生に親が気をつけたこと
- 親が同級生との差を見て焦らないようにした
- 他の子ではなく、以前の子供自身と比べて成長していることを褒めた
- 「できないことや体が小さいことは『個性』で、どんな個性も素晴らしい」と言い聞かせた
- 友達を作ることや一緒に遊ぶことを強要せず、「1人でいたい時は堂々と1人でいなさい」と伝えた
- 毎日寝る前に、子供の話を聞く時間を作った
(否定やアドバイスをせず、ひたすら聞いて共感する) - どんな自分になりたいか、これからどうしていきたいのかを、子供主導で一緒に考えた
- 担任の先生に、遅いことやできないことを叱らないように予めお願いした
親が外側から何かしたのは、担任の先生へのお願いくらい。
あとは、子供が自分で現状を受け入れて対処できる力を養えるように、サポートに徹しました。
早生まれの劣等感を乗り越える力をつける
いろいろな方面から調べてみたところ、早生まれの子の成長を阻害する最大の敵は、先ほども触れましたが『劣等感』!
それに尽きると言えます。
早生まれの子が劣等感を持たないためには、子供自身が、自分の個性や成長を認めて達成感を感じられるような工夫が大切。
親が周りと比べる発言をしないのはもちろん、子供が自分の内面と対話し、自分の個性と向き合い、自分で考え行動する習慣をつける必要があります。
これはコーチングの手法で、コーチングの基本は
「子供は自分で問題を解決する力を持っていて、周りの大人はそれを引き出す手伝いに徹するべき」
ということ。
子供の話を聞き、否定せず共感して認め、むやみにアドバイスせずに質問をして子供の考えを促す。
その過程で、子供は自分に降りかかっている問題の解決方法を自分自身で見出していくのです。
「低学年にはまだ難しいのでは?」
と思うかもしれないけれど、これは実はきちんと手順を踏めば幼児でもできること。
モンテッソーリにも通じる考え方だけれど、子供は大人のように口や体が素早く動かせないだけで、実は内面には自分で問題を乗り越える力をきちんと持っているのです。
それを、
「子供には無理だから、大人が考えて導いてあげなくちゃ」
と大人がコントロールしてしまうと、子供はもって生まれた『自分で判断して行動する意欲』を失います。
子供は自分で考えて行動しない限り『自信』は身につかず、自分の内面に自信のない子は周りばかりを気にして、劣等感を持つようになってしまいます。
だから、幼少期こそじっくり子供の話を聞いて自分自身と向き合わせ、自分の考えで行動できる環境を整えてあげることが大切なのです。
また、早生まれの子に劣等感を持たせないためには、
「私/僕にはこれがあるから大丈夫!」
という熱中できる分野を作るのも効果的。
勉強系、スポーツ系、音楽、将棋、絵画、生き物や科学探求など何でもよいけれど、これも親が
「将来のためにこれをやりなさい」
「あなたにはこれがいいのよ」
と強制するのではなく、子供が自分で選んで意欲的に始めることが大切。
学校以外に自分の世界があると、学校での出来事を客観的に見られて心の余裕もできるので、自分を同級生と比べて卑下する気持ちも少なくなりますよ。
ちなみにわが家では、早生まれで体が小さく言葉もたどたどしいことから、就学前に小学校で起こるであろうことを子供に話し、どうしたらそれを乗り越えられるかを一緒に考えました。
そして子供が出した結論は、
「強くなりたい」
「頭が良くなりたい」
の2つ。
自分で結論が出せたのはいいけれど、どちらも難問…(笑)
まず強くなるためにはどうしたらいいかを考えて、YOU TUBEでいろいろな習い事を一緒に見たり、見学に行ったりした結果、武道を始めることを自分で決断。
そして頭が良くなるには、先々まで先取りするお勉強よりも、思考力や知的好奇心を養うほうが後々伸びると知り、そういった通信教育やタブレットのアプリを一緒に探してやりました。
どちらも、「これだけは誰にも負けない!」というほどの域までは程遠いけれど、
「自分で決めたことを頑張っている」
という大きな自信にはなっているようです。
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「友達を作りなさい」は強迫観念!?
また、低学年の早生まれの子にとっては『友達関係』も大きな悩みの1つ。
言葉や行動が遅いと、自分が「あの子たちと遊びたい!」と思った子たちの輪に入れなかったり、相手にされなかったりします。
もちろん、自分と同じような子たちと遊べばいいのだけれど、子供の気持ちはそんな風にうまくはいかないんですね。
うちの息子はとにかく体が大きくて活発な子たちと遊びたがり、果敢にチャレンジしては「お前は相手にならないからあっちに行ってろ」とあしらわれていました^^;
また鬼ごっこなどをするときに、最初から最後までずっと鬼のままだったり(笑)
そんな日は寝る前にしょんぼり、
「今日も遊んでもらえなかった…」
「20分間ずっと鬼だった…」
と吐露。
でも、
「もし嫌だなと思ったら、抜けて教室に戻ればいいじゃない?」
と言うと、
「そしたら1人になっちゃうから…」
と言うんです。
これはいけないと思い、ことあるごとに
「1人でいることは恥ずかしいことじゃないのよ。堂々と1人でいなさい。」
と言い続けました。
子供は、「友達と遊びたい」という無邪気な気持ちもある一方で、「いつも誰かと遊んでないといけない」「友達がたくさんいるのが良い事で、いないと寂しいと思われる」という強迫観念があるようでした。
これには大人にも責任があると思います。
大人は小学生と会うとすぐに
「学校でお友達はできた?」
「普段お友達とどんなことをして遊んでいるの?」
と聞きませんか?
もちろん悪気はなく、ほとんどの場合は話のきっかけとして聞いているのだけれど、子供にとっては
「またか。そんなに友達がいないといけないのか。」
と思ってしまうかもしれません。
学校でも先生は、
「友達をたくさん作りましょうね」
「1人でどうしたの?誰かと遊んだら?」
とことあるごとに、友達、友達、友達…。
ヒロシさんの『ひとりで生きていく』ではないけれど、もうちょっと1人でいることが認められてもいいのではないかと思います。
「友達がいないと格好悪い」という強迫観念から、本当は嫌だけどグループに入る、嫌なことをされても一緒にいる…。
現に公園でよく、明らかに皆に馬鹿にされながら遊んでいる男の子を見ます。
だったら家に帰ればいいのに、きっと抜けることへの恐怖心の方が大きいんでしょうね。
小学校に入学して友達関係で悩む子は、実際かなり多いと思います。
特に早生まれの子は、どうしても友人関係の中では『下位』に属してしまうことが多いです。
(上位下位という言い方は本意ではないですが)
大事なのは、言葉や遊び方が追いつくまでの間に、劣等感を植え付けないこと。
友達から「あの子は邪険に扱ってもいい」というレッテルを貼られないこと。
そのためには、無理して仲間に入らず1人でいてもいいんだと子供にわかってもらうことです。
気の合う友達、対等に遊べる友達は、そのうち必ずできます。
もしお子さんが友達関係で悩んでいたら、ぜひ「堂々と1人でいていいのよ」と声をかけてあげてみてください。
学校への協力のお願い
最後に、1つだけ親が手出しをしたこと。
それは学校の先生へのお願いです。
入学前の児童調査票に、
「悪いことは叱ってほしいけれど、遅いことやできないことは怒らずに、目に余ったら家に連絡してほしい」
と書きました。
このようなしつけの部分は担任の方針に任せるべきだ、という意見も当然あると思います。
でもわが家では、息子が春生まれの子たちとどれだけ差があるのかを、保育園で身をもって知っていました。
先生は毎日言動が遅いことを叱り、園児の間でいじめがエスカレートして子供は死にたいとまで口にしました。
「保育士さんはプロだから」「しつけの方針は園に任せるべき」と遠慮してしまっていたことを、今でも後悔しています。
だから小学校入学の際には、春生まれの子と同じようにでできることを強要しないでほしい、まずは自信を取り戻して自己肯定感を高めることを一番優先に考えていきたいと思い、学校にも協力をお願いしました。
小学校には、行動が遅いことを何より嫌う先生が一定数います。
怠けているように見えるんでしょうね。親の私でもそう思うことがあるので^^;
でも甘えではなくて、本当に本人にもどうにもできないんですね。
それで皆の前で怒られ続けたら、劣等感はもちろん、不登校の原因になったり、いじめのきっかけにもなりかねません。
もしお子さんの言葉や行動の遅さが気になる場合には、あらかじめ担任の先生に一声かけておくことをおすすめします。
家庭からの情報があるのとないのとでは、先生の接し方も随分違ってきますよ。
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まとめ ~早生まれの小学1年生、頑張っていました!
以上、3月末生まれの息子が小学校の1年間でどう成長したか、親はどんなことに気をつけてきたかをお伝えしてきました。
とにかく、子供は本当に頑張った!
その一言に尽きます。
もちろん生まれ月に関わらず、どの子も小学校の最初の1年間は大変。
新しい環境で初めてのことだらけの中で、毎日頑張っています。
でも特に早生まれの子は、比較や競争にさらされる中で同級生との差を痛感し、心が折れそうになる機会が他の子よりも多いのが事実。
親が他の子よりもひと手間余分にかけて、しっかり子供の心のサポートをしていくことが大切だと痛感しました。
将来的には見ると、早生まれ高校卒業まで平均的には成績が低い傾向にある一方で、中学高校で飛びぬけて頭の良い子は早生まれが多いという話もよく聞きます。
また、芸術や学術の分野、またスポーツ界でも大成している人が多いのも、早生まれの特徴。
>>早生まれの有名人【文科系編】
>>早生まれの有名人【スポーツ選手編】
この二分化の理由は、劣等感の中で委縮しながら過ごしていくか、自信を持って伸び伸びと過ごしていけるかの違いではないでしょうか。
もともと早生まれの子は、他の子よりも若い脳年齢のうちにたくさんの刺激を受けられるというメリットがあります。
低学年では伸び悩んでも、後々大きく伸びる期待もできるので、とにかく精神的に安定した中で学生生活が過ごせるかどうかが鍵。
早生まれの子が持てる力を思う存分発揮できるように、一緒にがんばっていきましょう!
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