PR:小学館・Z会
※ まなびwithは、2021年10月に新規入会受付を終了しました。
幼児通信教育を始めたいけれど、
「こどもちゃれんじや幼児ポピーでは簡単すぎる」
ということで、
小学館 まなびwith幼児コース(年中〜)
Z会幼児コース(年少〜)
を検討している方も多いのではないでしょうか?
レベル的には似ている両教材だけれど、実際に受講してみると『教材の目的』『身につく力」にかなり違いがあることがわかりましたよ。
ここでは、モンテッソーリ教育とチャイルドコーチングの指導者で1児の母でもある筆者が、まなびwith幼児コースとZ会幼児コースを比較して、メリットやデメリットをお伝えします。
『まなびwith幼児コース』と『Z会幼児コース』の2教材は、次のようなお子さんにおすすめ。
『まなびwith幼児コース・Z会』の2教材はこんなお子さんにおすすめ♪
- 『こどもちゃれんじ・幼児ポピー』では簡単すぎる
- 勉強が好きそうなので、ワークの量はそこそこ欲しい
- 漢字や九九の先取り教育よりも、小学校の為のしっかりとした下地作りをしたい
- 付録が少なく、シンプルな教材がいい
先にそれぞれの結論をまとめると、次の通り。
まなびwith幼児コースは『速効型』
「読み書き計算を重点的にマスターし、解きやすく楽しいワークで自信をつけたい」
お子さんにおすすめ
Z会幼児コースは『遅効型』
「論理的思考力を養う問題で地頭を鍛えながら、将来に向けて好奇心や自主性も伸ばしたい」
お子さんにおすすめ
どちらも、2020年の教育改革に合わせてリニューアルされたばかりの最新の幼児教材です。
(『まなびwith幼児コース』は2019年・『Z会幼児コース』は2020年にリニューアル)
さっそく詳しくみていきましょう。
『まなびwith・Z会幼児コース』のワークドリルの量や内容の違いは?
幼児通信教育のワークドリルの量とレベルのランキング
まずは、代表的な幼児通信教育教材のワーク量とレベルのランキングの中での、『まなびwith幼児コース』と『Z会幼児コース』の位置付けをみていきましょう。
幼児通信教育・ワークドリル量ランキング
(※ Z会幼児コースは、2020年のリニューアルでワークが増量)
幼児通信教育・ワークレベルランキング
このように、『まなびwith幼児コース』と『Z会幼児コース』は、全幼児通信教育の中で、どちらも中堅どころの教材。
ここでの『レベル』というのは、先取り学習をどこまでするかではなく、『思考力・応用力』の付き方という意味。
その意味で、Z会のほうが少し難しめですね。
もっとレベルの高い教材にチャレンジしてみたい方は、『こどもちゃれんじ思考力特化コース』のレビューをぜひ見てみてくださいね♪
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まなびwith幼児コース・Z会幼児コースの比較は?
『まなびwith幼児コース』と『Z会幼児コース』の教材内容・料金・身につく力などを比較してみましょう。
『まなびwith幼児コース・Z会』を9項目で比較
まなびwith幼児コース | Z会幼児コース | |
対象年齢 | 年中・年長 | 年少~年長 |
月額 (税込) |
1,980円 | 年少:1,870円 年中:2,244円 年長:2,431円 |
ワーク量 | ★★★★☆ 28課題 |
★★★★☆ 24~48課題 |
ワークレベル | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
ワークの特徴 |
・『読み書き計算』が中心 ・カラフルで楽しい |
・『思考力と表現力を養う問題』が中心 ・お勉強感が強い |
学べる分野 | ★★★★☆ 文字・数・図形・自然科学・生活・工作・体遊び |
★★★★★ 文字・数・図形・論理・自然科学・生活・社会・工作・食育・絵 |
英語 | ☆☆☆☆☆ なし |
★★☆☆☆ 年3回のWEB配信(単語のみ) |
ワーク以外の教材 | ★★★☆☆ ・巻末物語 ・副教材(カード・パズル・ブロックなど/随時) ・ダウンロードプリント(反復学習用) ・デジタルコンテンツ(プログラミングゲーム) |
★★★★☆ ・実体験学習本1冊(毎月) ・ミニ絵本(年少・毎月) ・副教材(カード・パズル・まな板など/随時) |
添削 | ☆☆☆☆☆ なし |
★★★★★ 毎月(描画) |
身につく力 | ★★★★☆ ・読み書き計算が完璧に ・調べ学習 ・勉強を楽しむ心 |
★★★★★ ・論理的思考力 ・想像力・表現力 ・自主性・行動力・探求心 |
このように、料金・ワークの量・レベルなどは似ているけれど、ワーク本の雰囲気や、目標としている身に付く力がかなり違いますよ。
平たく言うと、
『まなびwith幼児コース』
- ひねらず解きやすいワークで、国語と算数の基礎をしっかり作る
- カラフルで楽しいテキストやシールで、子供を惹きつける
『Z会幼児コース』
- 頭を使うワークで、思考力や応用力を鍛える
- 絵を描くワーク・理科や社会の実体験で、表現力や探求心を養う
という違いがあります。
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幼児期の子供は一日どれくらい勉強すればいいの?
まなびwith幼児コース・Z会幼児コースの、年長終了時の到達点の比較は?
『まなびwith・Z会』の、幼児コース終了時のワークの到達点をみてみましょう。
年長終了時のワークの到達点
文字 :ひらがな・カタカナの読み書き
数 :1桁の足し算引き算・図形・時計
どちらもほぼ同じで、およそ小学1年生の夏くらいまでの内容。
この2教材に限らず、幼児通信教育はどれも年長終了時の到達点はほとんど同じですよ。
ワークのレベルの違いは、『シンプルな問題』か『ひねった複合的な問題か』ということです。
それでは、まなびwith幼児コースとZ会幼児コースのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
『まなびwith幼児コース』
⇒ 楽しくしっかり読み書き計算をマスター
まず、 『まなびwith 幼児コース』からみていきましょう。
まなびwith幼児コースの特徴
- 文字と数の学習が多い・反復学習プリントもあり
- シンプルで解きやすいワーク・思考力はあまり期待できないかも
- シール学習がかなり多い
- 図鑑の抜き出しで調べ学習ができる
- ワーク本がカラフルで楽しい
ずばり『まなびwith幼児コース』は、国語や算数の基礎力を重点的につける幼児教育。
読み書き計算のワーク量は、他の幼児通信教育(こどもちゃれんじ・幼児ポピー・Z会 幼児コースなど)と比べても圧倒的に多いですね。
一方で、公式サイトには「思考力を重視」と書いてあるけれど、シンプルで解きやすい問題が多く、思考力を付ける効果は少し弱いかも。
ここがZ会との大きな違いですね。
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まなびwith幼児コースの教材内容は?
まなびwith幼児コースの毎月の教材は、ワーク本1冊のみ。
それに工作用の型紙・巻頭図鑑・巻末絵本・シールが2シート、毎月付きます。
巻頭図鑑は、小学館の図鑑NEOから抜き出したもので、これで調べ学習をします。
巻末絵本には、こちらも小学館発刊の本格的な絵本が使われていて、読み応えがありますよ。
まなびwith幼児コースのワークドリルはどういうの?
まなびwithの毎月のワークは、年中/年長ともに28課題。
ほとんどの課題が見開き2ページ分あり、ワーク量は幼児通信教材の中では多いほうですよ。
特に『文字のワーク』は分量が多く、1回分にぎっしり練習が詰まっています。
年長の最後では、ここまでしっかり読み書きをします。
読み書きに関しては、Z会や、さらにレベルの高い『こどもちゃれんじ思考力特化コース』よりもレベルが高いですね。
『計算』も、年中の最後でもう数字中心の足し算引き算が出てきます。
それ以外のワークはそれほど頭を使うひねった問題はなく、比較的スラスラと解いていけます。
『読み書き計算』と『思考力』の比重は、思考力に重点を置くZ会とまったく逆。
まなびwith → 読み書き計算 > 思考力
Z会幼児 → 思考力 > 読み書き計算
まなびwith は文字と数のワークが多いけど、カラフルで挿絵やキャラクターが多いので、それほどドリル感がなく子供も楽しく取り組めますよ♪
こんな体遊びや体験のワークで、息抜きも♪
実際にまなびwith幼児コースを受講したらこうなった!
我が家では、長男が年中途中から年長にかけて、まなびwith幼児コースを受講。
すでに市販のドリルで学習習慣は付いていたので、付録よりも勉強そのものを楽しく感じられる『まなびwith』を選びました。
「レベルが高め」と聞いて少し心配していたけれど、楽しくかわいい雰囲気やシール学習で、すんなり抵抗なく入っていくことができましたよ♪
また、友達の影響で「字が書けるようになりたい!」と言っていたのですが、年中コースを終える頃にはすっかり読み書きをマスターしました。
やはりまなびwithは書く練習量が違い、即効性があると感じます。
「幼児でそんなに字を書ける必要があるの?」と言われるとわかりませんが、
自分がやりたいことを集中して練習する
⇩
できるようになる
と効果が目に見えるのは、大きな自信になったようですよ。
正直に言うと、年長の今は、読み書き計算よりもじっくりと頭を使って解く問題のほうが好きになってきたので、Z会かこどもちゃれんじ思考力特化コースに絞ろうかなと思っています。
でも、初めての幼児通信教育を『まなびwith』にしたのは正解だったと思います。
『まなびwith幼児コース』は、絵やシールを楽しみながら、国語と算数の基礎をしっかり付ける幼児通信教育
まなびwith幼児コースをまとめると、
『まなびwith』で期待できる効果
- 読み書き計算の基礎がしっかりつく。
- カラフルなテキストや沢山のシールで、楽しく勉強習慣がつく。
- 解きやすい問題で自信がつく。
- 調べ学習の習慣ができる。
『まなびwith』のデメリット
- じっくり考える問題は少なく、思考力はあまり期待できない。
読み書き計算を中心に、楽しく、かつしっかり机で学ばせたいご家庭におすすめですよ♪
まなびwithの実際の受講レビューもぜひあわせてお読みください♪
まなびwith幼児レビュー♪
『Z会幼児コース』は、論理的思考力・好奇心・自主性を育みたいお子さんにおすすめ
次に、Z会幼児コースをみていきましょう。
Z会幼児コースの特徴
- 論理的思考力を養うワークと、自己表現をするワークで、地頭を鍛える
- 『実体験学習』で知的好奇心や問題解決能力を養う
- 理科や社会へ興味を持たせ、食育や料理体験にも力を入れている
まなびwithが読み書き計算を中心とした幼児教材なのに比べ、Z会幼児コースは『思考力を養う』ことに重点をおいた幼児教材。
また、自然科学や社会の学習があるのは同じだけれど、ワークで学ぶまなびwithに比べ、Z会では『実体験学習』で実際に観察や実験をしながら学んでいきます。
さらに、絵を描くワークや添削課題でアウトプット(自己表現)をする機会が多く、『受け身にしない幼児教育』という方針も徹底されていますよ。
Z会幼児コースは、読み書き計算の練習は少なめだけど、思考力や自主性を大切にする学習を幼児期にしておくことで、地頭を鍛えて小学校以降に全科目で『あと伸び』することを目指しています。
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Z会幼児コースの口コミ!面倒?難しい?でもあと伸び効果は期待大!
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Z会幼児コースの教材内容は?
Z会幼児コースの毎月のメイン教材は、『ワーク本』と『実体験学習本』。
それに、実体験に使う厚紙・シール・絵を描く添削課題(年中〜)が付いてきます。
副教材は、カード・鉛筆・文字の練習帳・時計の模型・ミニ地球儀などが随時。
まなびwithと同様に、かなりお勉強寄りの付録ですね。
面白いのは、Z会では食育にとても力を入れていて、毎月料理体験もあり、年中の付録として『まな板』が送られてくることです。
Z会幼児コースのワークと実体験本ってどんなの?
では、Z会幼児コースのワーク、実体験本の内容をみてみましょう。
まずはワークから。
Z会のワークは毎月1冊で、年少24~30課題・年中46課題・年長48課題。(2020年4月に増量されました)
特に年長は、幼児通信教育の中では多いほうですね。
中身は一見簡単そうに見えて、『ひねった問題』『絵を描く問題』が多く、1問解くのに時間がかかりますよ。
たとえば、『思考力を鍛えるワーク』はこんな感じ。
まなびwithと比較すると、文章問題が多く、ひとひねりされていて筋道を立ててよく考えないと解けない問題ですね。
こちらは、『自己表現(アウトプット)のワーク』。
思考力を養うワークとは一転して、右脳を使うワーク。
この『想像する ⇒ アウトプットする』という作業は、実は幼児期にとても大切です。
ワーク本自体は、まなびwithと比較すると絵や色が少なくお勉強感が強いけれど、『子供が内容そのものを楽しめるワーク』としては、Z会のほうが上。
一方で、『読み書き・計算ワーク』は、回数も1回の分量も、まなびwithに比べると少なめです。
このように、読み書き計算ワークも単純な問題ではなく、思考力を養うポイントが盛り込まれているのがZ会の特徴です。
Z会幼児コースのもう1冊のメイン教材は、実体験学習本『ぺあぜっと』。
実験・工作・自然観察をしたり、町やスーパーを探検したりしながら、自然科学や社会について実体験学習をしていきます。
DVD教材のようにすぐに知識を教えるのではなく、「なぜ?」と疑問を持たせて子供自身が実際に体験をして答えを見つける仕組み。
Z会幼児コースでは
『決して受け身にはしない幼児教育』
という方針が貫かれていて、この実体験学習は、子供が主人公になって行動することで創意工夫力や知的好奇心をはぐくむ最高の教材です。
また、毎月巻末に子供向けのレシピが載っていて、結構本格的な料理にも挑戦しますよ。
まなびwith幼児コースが、
『国語と算数の基礎』
を中心に身につける教材だとしたら、
Z会幼児コースは、
『論理的思考力と、小学校の全科目の下地となる基礎』
を養う教材と言えます。
実際にZ会幼児コースを受講したらこうなった!
我が家では、年中からまなびwithと並行してZ会幼児コースを受講。(年長現在継続中)
最初は、テキストがカラフルでシールも多く、解きやすい『まなびwith』のほうが楽しかったみたい。
でも、Z会の難しい問題が解けたときに、その快感が忘れられなかったようで、年長中盤の今ではZ会の教材のほうを積極的に開いて勉強していますよ。
Z会の絵を描くワークも好きで、じっくり時間をかけてあれこれ考えながら、一生懸命に描いています。
Z会幼児コースの受講を始めて、集中して深く考える力が付きました。
またぺあぜっとの実体験学習で、身近なことに興味や疑問を持って考えるクセが付きました♪
やはり実際に体験して身に付く知識は、ワークやDVDでは賄えないものだと感じますね。
親も子供の疑問に答えるためにいろいろと調べたりして、一緒に楽しんでいますよ♪
ただ、親の時間の都合でどうしても全部の実体験をこなしきれないので、毎月半分くらいできればヨシとしています(笑)
子供は全部やりたそうなのですが、月を追うごとに子供のアイディアや工夫の仕方が増えていき、1つの体験にすごく時間がかかるようになってきて…。
それに全部付き合えば、どれだけ素晴らしい体験になるだろう!と思いつつも、我慢させてしまっています^^;
Z会幼児コースは、思考力と好奇心で全教科の下地を作る幼児通信教育
Z会幼児コースをまとめると、
『Z会幼児コース』で期待できる効果
- 論理的思考力が身につく
- 絵を描くワークで『アウトプット』の練習ができる
- 実体験学習で、好奇心・問題解決能力が養える
- 本格的な食育ができる
- 中学受験まで意識して作られている
『Z会幼児コース』のデメリット
- 文字や数の反復練習が少ない
- 実体験教材と絵を描く添削課題は、親が時間をかけて一緒に取り組む必要がある
「さすが教育の雄Z会」と思える、かなり優秀な幼児教育教材。
読み書き計算が中心になりがちな幼児教育教材の中で、ここまで全教科の下地を作れる教材は他にはないですね。
今後『思考力や自主性』が重視されていく小中学校の教育に向けて準備するには、最適な教材です。
実際の受講レビューもあわせてご覧ください♪
Z会の受講口コミはこちら♪
まとめ ~まなびwith幼児コースとZ会幼児コースの比較
まとめると、『まなびwith幼児コース』と『Z会幼児コース』はそれぞれ次のようなお子さんにおすすめ。
- 『国語と算数』の基礎をがっちりつけたい
- 楽しく勉強する習慣をつけたい
まなびwith幼児コース
- 思考力と探求心を養い、全教科の下地を作って『将来伸びる芽』を育てたい
- 自分で考えて行動・創意工夫できる子になってほしい
Z会幼児コース
となります。
即効性があり、目に見えて読み書き計算ができるようになる『まなびwith幼児コース』。
即効性はないけれど、地頭が鍛えられて小学校に入ってからグンと成長が期待ができる『Z会幼児コース』。
身につく力は違うけれど、どちらも質の良い幼児教育ですよ。
どちらがお子さんに合うか、ぜひ両方の無料体験教材を取り寄せて、試してみてくださいね♪
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