※ まなびwithは、2021年10月に新規入会受付を終了しました。
『ドラゼミ』として長年親しまれてきた小学館の幼児向け通信教育。
2020年の教育改革に対応するために、2019年4月に新しく『まなびwith幼児コース』として生まれ変わりました。
「楽しく、しっかり学べる」
と評判の良かったドラゼミの良い点はそのままに、思考力や推測力を養う問題が追加されました。
ドラえもんとの提携は終了したけれど、新しいキャラクター・文房具をモチーフにした5人の『まなぼうず』たちもなかなか可愛いですよ♪
『まなびwith(ウィズ)幼児コース』とは、どのような幼児教育教材なのでしょうか?
どんな効果があるのでしょうか?
モンテッソーリ教育とチャイルドコーチングの指導者で、1児の母でもある筆者がしっかりお伝えしていきます。
楽しさと学びを両立!小学館の『まなびwith(ウィズ)』幼児コース
まずは、まなびwith幼児コースの概要、メリットとデメリットをみてみましょう。
まなびwith(ウィズ)幼児コース | ||||
年齢 | 年中・年長 | |||
料金 (税込) |
¥1,980/月(年一括払い・入会金無料) | |||
教材 | ワーク1冊 絵本(毎月巻末に8頁) 特別教材(入会・進級時など) デジタルコンテンツ配信(プログラミングゲーム) ダウンロードプリント(反復学習用) |
|||
内容 | もじ・かず・体遊び・自然科学・造形遊び・生活・推理・観察など | |||
英語 | なし | |||
年長終了時の達成目安 | 《もじ》ひらがなカタカナの読み書き・短作文 《かず》足し算引き算・立体平面図形・時計 |
|||
レベル | 普通〜少し高め (特に年長) | 知育玩具 | あり(年数回・カードやブロック) | |
ワークの量 | 多い | キャラクター | あり(まなぼうず) | |
添削 | なし | シール | とても多い | |
発行元 | 株式会社小学館 |
まなびwithのメリット
- 国語と算数の基礎がしっかり身に付く。
- 素直で解きやすい問題が多い。
- シールが多くキャラクターが可愛い。ワーク本は絵本のよう。
- 無料のダウンロードプリントで復習ができる。
- 巻頭図鑑で調べ学習が身につく。
- 巻末の絵本の質が高い。(小学館発刊の絵本を使用)
まなびwithのデメリット
- 量が多めなので、計画的に進めないと溜まってやる気がなくなる可能性も。
- シンプルな問題が多く、思考力はあまりつかない。
- 月4〜6回分の体験ワークは、親が手間と時間をかける必要がある。
『まなびwith幼児コース』の特徴は?
まなびwith幼児コースの特徴 その1
「国語と算数の基礎をしっかり身につけられるワーク」
まなびwithの一番の特徴は、『読み書き・計算』の反復学習が他社よりも多いこと。
国語と算数の基礎がかなりしっかり身に付きます。
量もたっぷりで、がっつりやりごたえのある教材ですよ。
まなびwith幼児コースの特長 その2
「楽しみながら興味を引き出す」
まなびwithのワーク教材は、オールカラーで、背景もカラフルで可愛い絵が満載で、まるで絵本のよう♪
内容はぎっしりなのに、子供からしたらお勉強感はあまりないです。
また、シール学習や、工作・お絵かきも適度におり混ぜられていて、飽きずに勉強を続けられます。
まなびwithには「がっつり学習の要素」と「楽しい遊びの要素」の両方が盛り込まれていて、楽しみながらお勉強を好きになれる教材です。
『まなびwith』で何が学べる? 小学校入学前の到達点は?
では、まなびwith幼児コースで具体的にどんなことが学べるのか、みていきましょう。
まなびwithのコースと教材内容
まなびwith幼児コースの教材は以下の通り。
教材 | |
年中 | 《ワーク》毎月1冊/52ページ(28回分) 《物語》毎月ワーク巻末に8ページ 《特別教材》年数回(まなびブロック・反対言葉カード) 《入会・進級特典》お風呂で使えるかたかなポスター・鉛筆持ち方教具「ユビックス」・ひらがなノート・もじかず下敷き・折り紙 |
年長 | 《ワーク》毎月1冊/52ページ(28回分) 《物語》毎月ワーク巻末に8ページ 《特別教材》年数回(入学準備ばっちりワーク) 《入会・進級特典》想像パズル・もじかずノート・おけいこ時計 |
このように、まなびwithはワーク(ドリル)1冊が中心の幼児教材。
入会・進級特典がとても多いのもまなびwithの特徴ですね!
付録は学習に直結するものがほとんどで、こどもちゃれんじほど遊びの要素やキャラクター性は強くありません。
また、まなびwithではこの他に、
- ダウンロードプリント(追加のワーク教材・各学年74〜79枚ずつ)
- デジタルコンテンツ(プログラミングゲーム)
を無料でいつでも利用することができますよ。
ワークが早く終わってしまっても、ダウンロードプリントで反復学習することができます。
自宅などでダウンロードできる他に、1年分をまとめて¥800で郵送してもらうこともできます。
デジタルコンテンツは、2020年度からワークと連動してプログラミング学習につながる学びができるようになりました。
『まなびwith幼児コース』のワークのレベルは少し高め・量も多め
まなびwith幼児コースの『もじ・かず』のワークで到達するレベルは、次の通り。
もじ | |
年中 | ひらがなの読み書き |
年長 | ひらがなとカタカナをマスター/短作文 |
かず | |
年中 | 足し算引き算の基礎/平面立体図形/時計 |
年長 | 足し算引き算(式を使用・繰り上がりなし)/簡単な文章題 |
まなびwithでは、『もじ』も『かず』も、年長コース終了までに、小1の夏までの学習内容を学べるようになっています。
こどもちゃれんじ総合コース・幼児ポピーよりも、全体的に難易度は少し高めです。
特に年長コースは他の教材に比べて難しく感じるお子さんも多いようですので、年長から始める場合には一度お試し教材を取り寄せてみることをおすすめしますよ。
ワーク量を比較してみましょう。
ワーク量の比較(1ヵ月分) | ||||
こどもちゃれんじ総合コース | Z会(※) | まなびwith | こどもちゃれんじ思考力特化コース | |
年中 | 28~36ページ(14~18回分) | 46ページ(46回分) | 52ページ(28回分) | 72~100ページ(約60回分) |
年長 | 40ページ(約20回分) | 48ページ(42〜48回分) | 52ページ(28回分) | 90ページ(約60回分) |
※ Z会は2020年4月リニューアル後のワーク量です。
まなびwith幼児コースは、こどもちゃれんじ総合コースなどと比べるとワーク量は多く、リニューアル後のZ会とほぼ同じですね。
こどもちゃれんじ思考力特化コースは、やはり飛び抜けてワーク量が多いです。
まなびwithと他の幼児教育教材との比較は、こちらもあわせてお読みください♪
まなびwithの比較レビュー♪
まなびwith幼児コースは『文字・数』以外に自然科学や体遊びも学べる
まなびwith幼児コースは難易度が高めでワーク量も多いと書きましたが、かと言ってひたすらガシガシとドリル勉強をするだけの教材ではありません。
たとえば、年中コースのある1週間のワークはこんな感じ。
1日目 もじ(なぞり書き)
2日目 かず(シール)
3日目 たいけん(ハロウィンの工作)
4日目 もじ(塗り絵)
5日目 かず(なぞり書き・シール)
6日目 たいけん(かけっこ遊び)
7日目 ちえ(シール)
このように、『もじ・かず』の他に、
『たいけん』(自然科学・造形遊び・体遊び・生活)、さらに年中以降は『ちえ』(推理力・観察力・組み合わせる・理由や方法を考える)
がワークの中に盛り込まれていて、毎日順番に多分野の学びができるようになっています。
シールや切り貼りなど手先を使うページも定期的に組み込まれていて、豊かな感性を養えるように工夫されています。
また、『たいけん』の中には休日に取り組みたい体遊びや工作もあり、少し手間はかかるけれど、親子の良いコミュニケーションツールになりますよ♪
小学館「プレNEO図鑑」のページが盛り込まれている
まなびwithの毎月のワークには、同じ小学館発刊の「プレNEO図鑑」から抜き出されたページが巻頭などに掲載されています。
本物の美しい写真と詳しい解説で学習できるのは、大手出版社の強みと言えますね。
まなびwith幼児コースでは『生活マナーや社会のルール』も学べる
まなびwithでは、ワークの「ちえ」の中に、生活習慣や社会のルールを学ぶページも。
こどもちゃれんじのように、DVDや知育玩具などでガッツリ思いやりなどを学ぶスタイルではないけれど、我が家はこれで十分と思っています。
まなびwith幼児コースのワークの詳しい内容と、実際に受講した感想は、こちらの記事をぜひご覧ください♪
まなびwithの受講レビュー♪
まなびwith幼児コースの料金は?
まなびwith幼児コースの料金は、他の幼児教材と比較してどうでしょうか?
まなびwithの料金(1ヶ月換算)は、
年中・年長コース | 年一括払い | ¥1,980 |
半年一括払い | ¥2,016 | |
毎月払い | ¥2,160 |
※ 税込・入会金無料・2021年4月の料金
です。
他の幼児教育教材の料金と比較してみましょう。(年中〜年長)
幼児ポピー | ¥1,045 |
まなびwith | ¥1,980 |
Z会 | ¥2,244~2,431 |
こどもちゃれんじ | ¥2,480 |
スマイルゼミ | ¥3,278 |
※ 税10%込・すべて月額(年一括払いがある教材はそれを月額換算)
まなびwith幼児コースの料金は安いほうですね。
ワーク量が多く、デジタルコンテンツ・ダウンロード用プリントなども充実しているので、とてもコスパが良いでと言えますよ。
まなびwith幼児コースは退会しやすい?
せっかく楽しく受講していても、退会の時に嫌な思いをする教材は避けたいですよね。
まなびwithはすんなり退会できるでしょうか?
まなびwith幼児コースは、3か月継続すれば退会できる
まなびwithは、最低3か月の受講が必要です。
たとえば、9月号から受講を始めた場合は、11月号までは必ず受講しなければなりません。
年一括払いの途中でも返金される
まなびwith幼児コースは、年一回払いの途中でも退会できます。
その場合、受講した分の「毎月払い」の料金の合計を、年一括払いした料金から引いた残額が返金されます。
とても良心的ですよね。
まなびwithには入会金はないので、早期に退会をしたり、再入会したりしても、損をすることはありません。
まなびwith幼児コースの退会手続きはとても簡単
まなびwith幼児コースの退会は、退会希望月の前月5日まで(土日・祝日の場合は翌営業日まで)に、
- WEB(まなびwithマイルーム)
- メール
- 電話
のいずれかで受け付けています。
WEBやメールでも退会手続きができるのは、気軽でうれしいですよね。
電話でも、しつこく引き留められることはないので安心です。
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さあ、まなびwith(ウィズ)幼児コースを無料体験してみよう
まなびwith幼児コースは、「楽しい遊びの要素」と「がっつり学習の要素」の両方がギュッと詰まった幼児教育教材です。
特に「国語と算数の基礎をしっかりつけたい」ご家庭におすすめですよ。
ちなみに、我が息子はじっとしていないわんぱくタイプで(笑)、内心「勉強はどうかな~無理かな~?」と思いながら始めてみたのですが、図鑑のページやシール貼りに食いつき、文字や数もできると大喜びし、意外にもすんなり続けられています。
ワーク本が本当にカラフルで可愛いのも、かなりポイントが高いですね。
まずは無料体験教材で試してみてくださいね♪
まなびwith幼児コースのもっと詳しい内容は、こちらの実際の受講レビューもぜひご覧ください♪ ※ まなびwithは、2021年10月に新規入会受付を終了しました。 小学館『まなびwith(ウィズ)』幼児年中最後の教材が届いた! 2019年4月に小学館の幼児向け通信教材が『ドラゼミ ... 続きを見る ※ まなびwithは、2021年10月に新規入会受付を終了しました。 まなびwith幼児年長コース最初の教材が届いた! 小学館の幼児通信教育『まなびwith』の年長コース4月号が届きまし ... 続きを見る
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